オール電化のデメリットとは

家の中での調理やお風呂の湯沸かしなど、すべてに火を使わないので、生活の場に火災を起こす危険性がないというオール電化ですが、もちろんデメリットがまったく無いわけではありません。

たとえば、夜間に安い深夜電力を使って電気温水器などにお湯を溜めたり、蓄熱式暖房機などに熱を蓄えて使用する電気の契約は、電力会社の契約の仕組みによって、逆にその分昼間の電気代が高くなる設定になっているのです。

また、電気温水器などや蓄熱式暖房機などは、普通の給湯器や暖房器具などと比べると一般的でないこともあって、初期費用として設置コストが高額になることが避けられません。

その上、家の中のものすべてを電力で動かしているのですから、突然の停電時に困ることも考えられるのです。

更には、オール電化によってシステムキッチンなどに設置するのはIHクッキングヒーターになりますから、鉄鍋やIH専用に作られているものであるなど、調理器具が限定されることになります。

今までガスの火にかけて便利に使っていたアルミ鍋などは、全部使えなくなってしまうのです。

 

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